1989年、船舶とマリンエンジンの整備で産声をあげたミズノマリンが大型船に搭載の救命ボート事業に参入したのが2006年。船と救命艇を知り尽くした専門家が津波救命艇シェルターの開発に着手したのは東日本大震災の翌年の事でした。
高波で横転しても船体が自然復帰するセルフライティング構造や、船体に大きなダメージを受け、万が一完全に進水しても沈まない不沈構造は全てSOLAS(海上人命安全条約)のルールで定められた安全性で、当社の津波救命シェルターはそれらの条件を忠実に実現しています。
近未来に必ず発生するとされる南海トラフ巨大地震では30mを超える津波の発生が想定されています。ハザードマップエリアに位置する施設、事業所は危機対応が急務です。震災発生から津波調達までの限られた時間内に「いかにして大切な人命を守るか」が救命艇シェルターの開発コンセプトです。
上記のような甚大な被害が予測されています。沿岸部の企業に刻一刻と求められる津波対策。しかし、一部企業の現状は、職務上、避難より現場対処を優先しなければならない人がいます。
自社に救命艇シェルターを設置している場合、「対処」から「避難」(シェルターへ)の生存率を大幅に上昇させることが可能です。